最近調子も優れず

夜のプールに足を運んだ。
しばらく行ってなかったからな。
まぁ、水に入るつもりはなくって足だけ涼んでいたら、何かが視界の端を掠めてプールに着水した。卯月の帽子だった。
卯月が何かぶつぶつ言ってたが、取ってやったのでまぁいいだろう。
そして「約束のブツ」を頂いた。
卯月の女の写真は入ってなかったが、まぁ、この際良しとしとこう。
俺は謙虚なのだ。

そして卯月から貰った大事な封筒二つ。大事じゃない写真数枚の方はどうしようか困っていたら、秋吉永遠って子が浮き輪もってやってきた。
ガッコのプールに浮き輪持ってくる奴なんてはじめて見たが、何か小さくて可愛いのでよしとしよう。俺ってば心が広いのだ。
お近づきになる為に、あんまり入るつもりは無かったんだがもう一度プール入って置いた。
永遠は泳げないらしい。今度手取り足取り教えてやろう。溺れたりした時には俺の特製人工呼吸を施してやろう。少し不謹慎か。
まもなく、レイと高井がやってきた。
高井は水泳部に入ったらしい。入部しただけあってしっかり泳いでいた。
男子部員ばっかり増えて困った物だ。ほんとに「男だらけの水泳部」になってしまいそうな勢いだ。
そういえば加藤も入るとか言ってたがどうなったのだろう。まぁいいか。何故俺は男の心配ばかりしているのか。
久しぶりに会ったレイともゆっくり話しもしたかったのだが、さすがに濡れた服で何時までも居たら風邪を引くので部屋に戻って着替えた。
「俺が帰ったら寂しいか？」と、永遠に聞いたところ、寂しいと即答だった。しかしこれはあまり嬉しくは無い即答だな。誰が帰っても寂しいのだ（苦笑）

夜食でも、と思ったが、美容の為にも今夜はもう寝よう。