修学旅行最終日

7日10時ちょっと過ぎ
美紅との待ち合わせに少し遅れたが、川へと到着した。
こないだあんな事があった後だから、ちっとばっかし気まずかったが、まぁ、実際顔見て喋った感じでは怒ってなかった。
逆に謝られたりもした。何でかよくわからんが。
とりあえず、ミスコン優勝出来なかったのを気にしていたらしい。
確かに「優勝して来い」とは言ったが、ほんとは優勝なんてしなくてもいいのだ。
美紅の可愛らしさを他の男どもが見て感嘆の溜め息の一つでも漏れれば俺は嬉しいのだ。
それに準ミスだしな。上出来だ。

そんでロビーへと移動した。女子の大部屋行く為に旅館に戻ったのだ。
そこには藤沢と東城が居た。中々可愛らしい女だ。藤沢め・・・。
とりあえず美紅と二人でしっぽりまったりコーラとアイスティーでベタベタしといた。
学園に戻ったらミスコンの時の衣装で俺の部屋に来るように言っておいた。
ガーターベルト外してぇ〜。

んで、旅行最後に最後の望みを託して混浴。
女だらけの水泳大会みたいのを期待してた俺はやはり落胆せざるを得ない事態に直面した。
誰もいなかったのだ。男すら。
しかたなく、一人で最後の夜をしっぽり行こうかと思っていたら、来たのだ。
風呂入りに瑞羽が。
こないだ山小屋で見たときは何か意味深な視線の応酬合戦で新しい男でも出来たと思ったんだが、そういう訳でもなかったらしい。
合いも変わらず俺の事で悩んでるらしかった。
そして、今日の長時間の話し合いで出た結論は、
「もう瑞羽には優しくしない。触れない」と言う方向に到達した。
何て云うか、あいつが其れを望んだのだから、それが一番いいんだろう。
ココに来て、やっと結論らしい結論が出たな。
何て云うか、もう悩まないで済むな。瑞羽。よかったなというか、今までごめんなって言うか。
ほんと、ごめんな。