肝試し

2002年7月6日
aikoの歌に乗っ取って、テトラポットの溜まり場へ足を運んだ。
正式名称は「波消しコンクリート」というらしいが、俺の素晴らしい雑学を聞いてくれる相手が居なかったので、波の音に消えていった。

波の音に消えていった俺の博識ぶりと引き換えに巴がやってきた。
あいも変わらず美人で俺好み。
なんて事無い会話だったが、落ち着いた女と話すってのは中々時間を忘れさせる。
賞品については、もう触れない事にしよう。
何て言っても今度一緒にピアス買いに行く約束したからな。
ああ。貫通式が俺の手で・・・なんて思うと健全な高校生は・・・
俺の勝手な見立てだが、あいつには赤が似合うと思う。黒髪に白い肌に赤い石のピアス・・・まさしく俺好み。

11時をちょっとまわったあたりで、肝試し会場の山小屋へと向かった。
えっらい人だかりで、やはり全員の名前は書かないで置こう。
とりあえず、進行役の砂影がさばいていたようだ。
結局「肝試し」に参加したのは何組だったんだろうな。
山小屋の怪談に夢中で気付かなかったが、まぁ、あんだけ人が居たんだからそこそこ参加してたのだろう。
途中会長が怪談にびびって、彼女らしい女の手を引いて逃げていった。
そのまましっぽり行くのだろう。中々侮れない奴だ。
そのあと瑞羽がやってきて、微妙な視線の応酬で、すぐに出て行った。
あれは見る限り瑞羽に新しい男が出来たって事だろう。
まぁ、これについては俺がどうこう言うもんでもないな。
瑞羽が自分で決めた結果が一番いいものなんだろう。

そして、怪談も終了間際、美紅がやってきた。
あいつ一人でぷらぷら茶屋行ってきた言うから肝試しには参加しないで置いた。
茶屋から来た女、茶屋に連れてってどうするって話しだしな。
そして、悲劇は起こった。さっさと連れて帰ってりゃよかったな。
砂影の放った「蟹」にかなり怯える美紅。
ちょっと悪乗りして乗ったら、美紅激怒。
何にも知らないことにして、そのまま美紅連れて帰ってフォローするつもりだったが、そうもいかない俺の声も届かないくらいに怒っていた。
なんていうか、重い空気で終わってしまった。
自分は遊び心のつもりでも他人にはそうじゃない場合があると、非常に痛感した一日だった。
嗚呼。そのうち砂影と一緒に謝りにいかなきゃなぁ・・・。

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