プール天国

2002年6月16日
来たのだ。ついにアレが。
夏の必需品。水中眼鏡とスノーケル。
同封されてた手紙には「代金は現金書留で」と書かれてた。
ガッコ変わったら友情も変わっちまうんだな。
俺寂しい。

何はともあれ、プールでさっそく付け心地と具合を確かめた。
中々良い。防水の懐中電灯とカメラも持参するべきだが、そこまでやったら只の覗き魔だ。
あくまで俺は水泳部員としての基本を果たしたいだけだからな。

そこにレイがやってきた。
飛んで火に入る夏の何たらってやつだな。
何かにびびっていた様だが、とりあえず、しっかりクロールを水中からクリアな視界で堪能させて頂いた。
これがもう堪らん。上から見てるのと違って、薄暗い水中に動く手足ってのは何かもう堪らん。
しかし。
充分に堪能してる暇もなく見つかった。
そしてレイに怒られた。
どうやら俺の事をお化けか何かと勘違いしてたらしい。
あんなふにゃけたレイを見るのも初めてだったので、役得としとこう。
いやいや。かなり可愛かった。

レイとまったり遊んで、プールから出ようとしたら、センパイと瑞羽が2人でやってきた。
瑞羽に連れて来られたようだった。
帰ってきて早々にセンパイも中々お疲れだ。
俺が優しく包み込むようなキスを送ったら無視された。俺悲しい。
夜の夜中でプール上がり(変な言葉だが)で風邪を引いてもつまらんので、とりあえず、レイと寮まで帰った。

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